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調べた日:2026年10月4日(制度やサービスの情報は、この日に公式サイトで確かめました)
新しい部屋で暮らし始めるには、電気・ガス・水道と、インターネットの準備が必要です。申し込む先も、手続きのしかたも、それぞれ少しずつ違います。
この記事では、引っ越しの前・当日・あとの順に、それぞれの始め方をまとめました。電気と都市ガスは、家庭でも契約する会社を選べます。選ぶときに見ておきたい点も、資源エネルギー庁などの公式情報から整理しました。
※この記事は、国や自治体の公式情報をもとに、手続きの順番を整理したものです。決まりや条件は変わることがあるので、最新の情報は記事の最後にある公式ページで確かめてください。
流れ
- 引っ越しの前に:申し込みの目安を知る
- 引っ越しの前に:電気・ガス・水道を申し込む
- 引っ越しの日に:ガスの立会いと水道の確認
- 暮らしはじめてから:電気・ガスの会社を選ぶ
- ネット回線の契約で気をつけること
引っ越しの前に:申し込みの目安を知る
申し込みの期限は、会社や地域によって違います。公式ページで案内されている例を、表にまとめました。
| すること | 目安や決まり(例) | 案内しているところ |
|---|---|---|
| 水道を使い始める・やめる | 引っ越しの3〜4日前までに手続き | 東京都水道局 |
| ガス・電気を使い始める・やめる | 約1週間前までの申し込みがすすめられている。ガスの使い始めは当日の立会いが必要 | 東京ガス |
| 電気を使う | 一時的に使うだけでも、電力会社との契約が必要 | 資源エネルギー庁 |
| 電力会社を切り替える | 交換工事がいらなければおよそ4日、スマートメーターへの交換工事がいるならおよそ2週間 | 資源エネルギー庁 |
| ネット回線の契約をやめる(初期契約解除) | 契約書を受け取ってから8日以内 | 総務省 |
引っ越しの前に:電気・ガス・水道を申し込む
電気は、使う前に電力会社(小売電気事業者)との契約が必要です。資源エネルギー庁は、空き部屋で一時的に使う場合でも契約が必要なので、前もって連絡するよう案内しています。どの会社と契約するかは自分で選べます(あとの「電気・ガスの会社を選ぶ」で説明します)。
水道は、引っ越し先の水道局に申し込みます。東京都水道局では、引っ越しの3〜4日前までに、アプリか電話で、使い始めとやめる手続きをします。横浜市では、インターネットか電話で受け付けています。今の部屋の水道をやめる届けを出さないと、使っていなくても基本料金がかかります(東京都水道局)。電気やガスも、今の部屋の分を止める手続きを忘れないようにしましょう。
ガスは、部屋のガスが都市ガスかLPガス(プロパンガス)かを、契約のときの書類で確かめておきます(部屋を借りるときに確かめること)。都市ガスは導管(ガス管)で、LPガスはボンベなどで届けられ、しくみが違います(電力・ガス取引監視等委員会)。申し込み先が分からないときは、管理会社に聞いておくと安心です。
引っ越しの日に:ガスの立会いと水道の確認
都市ガスを使い始めるときは、立会いが必要です。東京ガスの案内では、係の人がガス機器の状態を確かめ、安全に使うための説明をするためで、作業は約20分です。本人が立ち会えないときは、大家さんや管理人さんなど、代わりの人でもかまいません。電気の使い始めには、立会いはいりません(東京ガス)。
水道の申し込みが済んでいるのに水が出ないときは、水道メーターの手前にあるバルブ(水止め栓)が閉まっていることがあります。開けるのが難しいときは、水道局に連絡しましょう(東京都水道局)。
暮らしはじめてから:電気・ガスの会社を選ぶ
電気は2016年4月1日から、都市ガスは2017年4月1日から、小売りが全面的に自由化されました。家庭でも、契約する会社や料金メニューを選べます(資源エネルギー庁・電力・ガス取引監視等委員会)。
電力会社を変えても、新しく電線を引くことはありません。電気の品質や停電の起こりやすさは、どの会社から買っても同じです(資源エネルギー庁)。賃貸住宅でも、今の電気の契約が自分の名前なら切り替えられます。ただし、マンション全体でまとめて電気を買う契約をしている場合は、制限されることがあります。
切り替えたいときは、新しい会社に申し込みます。今の会社の解約の手続きは、本人が同意すれば、新しい会社がすることもできます(資源エネルギー庁)。選ぶときは、次の点を確かめましょう。
- 国に登録されている会社か(資源エネルギー庁のホームページで公表されている)
- 料金を含む条件について、書面で説明を受けたか
- 料金だけでなく、契約期間や解約の条件はどうか
- 途中でやめると解約金がかかるプランではないか
- ガスの場合は、保安(安全を守ること)の取り組みも見たか
なお、LPガスの販売は、自由化の前から、料金などの条件について国の認可を受ける決まりがありませんでした(電力・ガス取引監視等委員会)。
ネット回線の契約で気をつけること
光回線などの通信サービスには、「初期契約解除」という制度があります。契約書を受け取ってから8日以内なら、一方的に契約をやめられる制度です。ただし、それまでの利用料や工事費などの実費は払う必要があります。携帯電話の大手など一部の会社では、代わりに「確認措置」という別の制度になっています(総務省)。
新生活の時期には、通信の勧誘をめぐる相談も寄せられています。国民生活センターには、今契約している光回線の会社からの電話だと思ったら、別の会社の勧誘だった、という相談がありました。勧誘してきた会社の名前を確かめ、料金プランやサービスの内容は書面でもしっかり確かめましょう(国民生活センター)。
電気やガスでも、突然訪ねてきて切り替えを勧める勧誘があります。検針票には、切り替えに必要な番号が書かれています。契約するつもりがなければはっきり断り、検針票は慎重にあつかいましょう。「アパート全体で契約している」と言われたら、管理会社に確かめます(国民生活センター)。契約してしまったときのクーリング・オフは「新生活で気をつけたい契約のトラブル|相談先は188」で説明しています。
おさらい
電気・ガス・水道は「使う前に申し込む」、ネット回線や会社の切り替えは「書面で条件を確かめてから決める」が基本です。
- 水道局に、使い始めとやめる手続きをした
- 電気の契約を申し込んだ
- ガスの開栓の日と、立ち会う人を決めた
- 今の部屋の電気・ガスを止める手続きをした
- ネット回線の契約書を受け取った日を控えた
手続きの方法や期限は、会社や地域によって違います。申し込む前に、それぞれの公式ページで確かめましょう。
この記事の出典(2026年10月4日確認)
- 資源エネルギー庁「電力の小売全面自由化って何?」
- 資源エネルギー庁「電力会社の切り替え方法」
- 資源エネルギー庁「よくある質問」(電力小売全面自由化)
- 電力・ガス取引監視等委員会「ガス小売全面自由化に関するよくあるご質問と回答集」
- 東京都水道局「使用開始・中止について(お引っ越しの手続)」
- 東京都水道局「手続きに際して」
- 横浜市「横浜市内で引っ越しする場合の水道の手続きを知りたい」
- 東京ガス「ガス・電気の開始や停止のお手続き(お引越し等のお手続き)」
- 東京ガス「ガス使用開始(開栓)作業時に、立会いが必要か知りたい。」
- 総務省 携帯電話ポータルサイト「Q5.「初期契約解除」ってなに?」
- 国民生活センター「新生活スタート後に気を付けたい消費者トラブル」(2025年4月22日)
- 国民生活センター 見守り情報「新生活!電気やガスの訪問販売に注意」(2025年3月13日)
- 国民生活センター「【若者向け注意喚起シリーズ<No.10>】新しいお部屋で新生活!「賃貸借契約」を理解して、トラブルを防ごう!!」(2022年3月3日・PDF)